過去の地
10年前初めて東京(厳密には東京ではないが)に住んだときの場所を訪れた。
ひさびさに、よく行っていたラーメン店に行きたくなったのだ。
ラーメン屋は移転していたが、味は変わらずおいしかった。
目的のラーメンを食べた後に、その場所を散策してみた。
いつも買い物に行っていたスーパー
よく行っていたコンビニ
最寄り駅の駅ビル
美味しかった洋食屋
駅の反対側の商業ビル
ホームのゲームセンター
住んでいた家
ほとんど自分が住んでいた時と変わっていなかった。
時の流れがいつもよりにもゆっくりすぎていくように感じた。
自分の住んでいたあの部屋は、今は別の誰かが住んでいるのだろう。
昔住んでいた家の写真を取る。1枚だけ。
あの頃のことを思い出してしまう
なつかしさと同時に、あせりや不安も体の内側から込み上げてくるような気がした。
これは当時の感情か?今の感情か?
携帯をポッケにしまい足早に駅に向かう。
長居しすぎてはダメな気がした